守護人形シリーズ
中央大陸の結界システムの頂点である七国をそれぞれ守護管理する役目を持つ七体の機械人形。




アンベル(琥珀) 弓士(ハンター)型人形

一番最初に作られた機械人形、全員の「お姉ちゃん」である。
後に作られる妹達全員の実験機も兼ねており、銃士だろうがメイドだろうが、なんでもこなせるが、それぞれ全て専門機である妹達には劣る器用貧乏。
自称百発百中、一撃必殺の弓矢を使う、その矢は矢というより高出力の光線に等しく、並大抵の物なら跡形もなく消し飛ばす威力を持つ。

動力源が核(原子力)発電という物騒な機体だが、彼女の思考はそれ以上に物騒であり、とても質の悪い、信頼のおけない人物(機械人形)である。
ある意味(思考パターン、性格、性質)、もっとも人間らしい(人間に近い)機械人形と言える。

好きなこと 妹達を玩具にする(可愛いがる)こと。他人を陥れた瞬間の快感。
嫌いなこと 本物の善人、幸せな人。身も心も汚れている自分自身。
容姿、顔を隠すようにいつも桜色のフードを深々と被っている。




オーバライン(白堊) 剣士(ブレード)型人形

全身に無数の刃を隠し持った剣士(ブレード)型の機械人形。
剣舞(踊るように全身の刃で斬りかかる)と投げナイフが基本戦闘スタイル。
性格は、機械らしく、無機質、無感情……つまり『機械的』であろうと本人は心がけているが、実際はかなり間抜けというか、ボケたところがある。
動力源は、専用ベッド型充電器による睡眠(充電)と、食物摂取(エネルギー変換炉)。

好きなもの フィノーラ(主人) ナイフ投げ、剣舞、機械らしく振る舞うこと。
容姿、白ずくめ、ホワイトロリータ、髪も瞳も白い、髪は綺麗に結い上げている。




オーニックス(漆黒) 殲滅(イレーザー)型人形

一対多数を得意とする対国兵器。殲滅、殺戮を目的とした消去者(イレーザー)な機械人形。
自分を中心として無限に広げられる『影』であらゆるモノを喰い殺す能力を持つ。
基本的に無口、大食漢(常にお腹を空かせている)。
影に喰らったものを有機物、無機物の区別なくなんでも消化し、自らのエネルギーに代えるのだが、
無限のキャパシティ(総容量)を持つゆえに満腹(満タン)になることは決してなく、彼女は常に空腹である。

好きなもの 食べること、さぼること。ザヴェーラ(主人)。
嫌いなもの 空腹。
容姿、漆黒の髪、西方風のドレスのような喪服を着ており、帽子とヴェールで顔を隠している。




バーデュア(翠緑) 銃士(ガンナー)型人形

ショットガン(散弾銃)を始め、大量の重火器を体内に内包する銃士型の機械人形。
物凄く胡散臭いというか得体の知れない言葉を使うが言語回路が故障しているわけではなく、あくまで趣味であの妙な喋り方をしている変わり者。
気が動転したり、怒ると地である普通の喋り方に戻る。
難しいことを考えることは苦手で、そういったことはアンベル辺りに任せ、自分は気持ちよく発砲ができればそれでいいといった単純短絡な性格をしている。
動力源は太陽光(ソーラーパワー)発電であり、そのためか日向ぼっこが趣味。
人間の食事のように鉄屑や火薬を口から摂取し、体内での銃製造の元にする。

好きなもの 発砲、ハンティング、硝煙の臭い、日向ぼっこ、フローラ、ハーティアの森とその住人達(故郷のようなもの)。
容姿、翠緑の髪と瞳、硝煙と火薬の臭いの染みついた翠緑のトレンチコート。




スカーレット(深紅) 飛行(エアー)型人形

最強の火力と飛行能力を持つ飛兵型、飛行(エアー)型の深紅の機械人形。
日傘を差した幼女型から、深紅の看護婦(格闘)型への成長(変態)機能を有す。
自分の名でありイメージ色である『深紅』を嫌っており、黒い洋服を着ている。
動力源は基本的に火力発電。

アンベルとは対照的に完全なる機械型(生体部品が殆ど使われていない)である。
看護婦型での戦闘能力は異常なまでに高い。
メディアの改造により、ナノブラッドによる修復能力と血液物質化武装を追加装備
アンベルは別格(一番嫌い)として、他の姉妹達も嫌いというか、馬鹿ばっかだと思っている。
なかなか他人に懐かず、ベタベタとした関係が嫌い、基本的に孤高を好む。
例外は、ネメシス、メディア、ナイトぐらいである。
上記の三人はなんとなく気が合うというか、必要以上に干渉してこないマイペースなところが良いらしい。


好きなもの ナイト、メディア、ネメシス、黒、日傘、散歩。
嫌いなもの アンベル、深紅(色、物、名)、干渉、押しつけ、束縛、依存。
容姿、深紅の髪と瞳、黒一色の人形のような可愛らしい洋服を着た幼い少女。




アズライン(紺碧) 水中(アクア)型人形

水中(特に海中)戦闘を主目的に作られた海兵型、水中(アクア)型の機械人形。
自称、紺碧の天使魚(エンゼルフィッシュ)。
内蔵水だけではなく、周囲の水まで操る能力を有する。
水を電気分解する際に発生するエネルギーを原動力とする自然(世界)に優しい機体(自称)である。
セーラー服を着ているが学生服ではなく、海兵服だという拘りを持つ。

好きなこと 甘えること、泳ぐこと、楽しいことなら何でも好き。
容姿、紺碧の瞳と髪。襟首ぐらいの長さで切り揃えられているが、もみ上げだけが異様に長く、魚のヒレのようにヒラヒラとしている……天使魚のような髪型が特徴。




ファーシュ(紫苑) 奉仕(メイド)型人形

一番最後に作られた機械人形。彼女だけは姉(姉妹機)のような強い戦闘的な特種能力を持たない。
彼女の最大の特徴(特殊能力)は、姉妹達を治療(修理)する能力を持つことである。
唯一、現在の世界にも存在する奉仕型である彼女は、誰かに仕えなければ落ち着かない、己を維持できないという性(サガ)を持っており、常に主人を必要とする。
性格はアンベルと逆に、とても機械的で従順で、人間にとって扱いやすいタイプ。

彼女の原動力はバッテリー……普通の『電気』充電だが、口から人間のように取り入れた食物をエネルギーに変換することもできる。

好きなもの メイドのお仕事、主人に奉仕すること、クロスティーナお嬢様(現主人)、姉さん達(困った人が多いけど)。
容姿、紫の髪と瞳に紫紺のメイド服。














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